フィッシャーマンズワーフの大きな窓からは、釧路川の流れがよく見える。
川は下り、潮は上る。
晴れた日の午後、対岸に並ぶ建物や、たまに通りすぎる車を眺めていると、時が不安定にゆらいで、ずっと前にあったことや、これから起こる何事かが、ガラスを通り抜けてこいと囁いているように思える。
それぞれに遠くを見ている二人には、幸せな「あした」が見えているのかも知れない。
(フォトグラ・くしろ2号掲載文から)
< 1-Kitaodori,Kushiro-shi.Hokkaido.Japan >
< 1-Kitaodori,Kushiro-shi.Hokkaido.Japan >
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